北海道にはいなかったカブトムシ 道が「捨てないで」と呼び掛け [管理人日記(雑記帳)]
北海道にはいなかったカブトムシ 道が「捨てないで」と呼び掛け
もともと北海道に生息しないカブトムシを飼い主が野外に放ち、道内の生態系に悪影響を及ぼすのを防ぐため、道は18日、ペットを販売するホームセンターなどで「捨てないでネ」と書かれたリーフレットの配布や掲示をし、夏休みを前にした子供らに、最後まで責任を持って飼うよう呼び掛けた。
道によると、カブトムシはかつて本州以南にしか生息しなかったが、1970年代ごろから道内で分布。何らかの原因で持ち込まれたとみられ、道がまとめた外来種リストでは、在来種のクワガタムシと競合し駆逐する可能性があるなど生態系への影響が最も懸念されるカテゴリーに分類されている。
道はリーフレットで、カブトムシを野外に放した場合の影響を説明。「もともと北海道にいた生物の餌やすみかを奪う可能性がある」「ほかの生物に病気を広げる可能性がある」などと記載し「最後まで飼いましょう」と訴えている。