クララ 虹の橋渡る [管理人日記（雑記帳）]
3月28日 まるで呼ばれたかのように行った先は
白鳥の飛来池で有名な古徳沼
行き止まりだったが おじいさま方がたむろっていらっしゃって
そのまま引き返したら いかにも道に間違えたっぽいので（？）
一応車から降りて 沼の白鳥をチロリンっと観て
車に戻ろうとしたら いかにもエイズに掛かってそうな
ガリッガリにやせ細り 目ヤニも 鼻も よだれも酷い
きっちゃにゃいにゃんこが もうヨレッヨレなのに
すがるように私を追ってきた
こんなきっちゃにゃいニャンコ
たぶん 誰も 可愛がらないだろうし 拾うとしたら
私くらいしかいないだろうと 猜忌を看取るつもりで
連れ帰った。
人懐こい猫だった。
人間に捨てられたり
病気なんかでなければ 最高に可愛いがられたに違いない
レントゲンを撮ってもらったら 牙４本以外 無かった
まだ 若そうなので たぶん 猫エイズのせいで（？）
元々永久歯が無かったみたいだ
乳歯が抜けた後と 抜けた乳歯が上顎に刺さっていて
抜いた箇所からの出血が止まらなかった
次第に 片目、そして両目とも 眼球内出血で
視力を失った。
家に来てしばらくは 食欲もあり 良い便をしていたが
次第に 血便（黒い便）になり 食欲が無くなった
口の中を診てもらったら これこそ 安楽死に値する
と言われたくらい 口内の癌がひどく
全く食べる事が出来なくなった
なぁんで 良い子なのに こんな苦しむんだろうか？
治るような病気なら良かったのに・・・・
しばらくは 補液注射など 色々治療してもらっていたが
安楽死に値する と言われてからは 医者に
嫌いな注射で 痛い思いをさせる事は無いだろう
と 言われたが 水だけで １週間も 私が近づくと
挨拶を欠かさなかったし 何よりも ヨタヨタで
人間なら紙おむつか カテーテルの寝たきり状態なのに
死の直前まで ちゃんと トイレに行った事だ
（スモモもそうだった）
猫ってなんて えらいんだろ 涙が出るくらい 凄いと思う
家に来て約3ヶ月半
本当なら とうの昔に 誰にも看取られず 野垂れ死んでいただろうけど
昨日 虹の橋を渡り 今日、家の「クララ」として 手厚く埋葬しました
