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文子ちゃんのこと [管理人日記(雑記帳)]

(過去の記憶)

私は赤ちゃんの頃から 幼稚園の年長さんになる前の1月まで
父の勤める会社の社宅に住んでいました。

まだ 赤ちゃんの時、風呂は近所の銭湯に行っていたのですが、
なぜか町井文子ちゃんを嫌っていた?らしい。

なのにある朝、小学校1年生の文子ちゃんが 学校へ行こうとしたとき
私は 火の着くように泣いて文子ちゃんの後を追ったそうです。
文子ちゃんは その後 市毛十文字で車に轢かれて亡くなってしまいました。

文子ちゃんの後に女の子が生まれ、幸代と命名
この子と私は 姉と妹の様に育ちました。
社宅から引っ越した後、町井さんの家に遊びに行った時の事、

近所の子たちと 町井さんの家の周りで鬼ごっこみたいな事をして遊んでいた時
ボットントイレの鉄の丸い蓋が クルンって回って落ち
両脇で支えていた状態 時間にも限界が…

一緒に遊んでいた子供たちは 大人を呼びに
どこかへ消えてしまいました。

そんな中、文子ちゃんが私の手をグイっと引っ張って
救ってくれました。って事を 町井さんのおばちゃんに言ったら
「そ、そんなことは・・・・」と言いかけて「そうかもしれないね」
って 涙ぐみました。その日は 文子ちゃんのたち日でした。

ちなみに 両腕が限界で みんな消えてしまって不安だったのに、
手を引かれて穴から救出されるとき、体が凄く軽くて
全く 付加が掛かっていませんでしたし、数分で町井さんが
駆け付けて来たのですが、重い鉄のふたは ちゃんと閉まっていました。

時は立って中学2年の時、
学校と家の往復時、例の市毛十文字を通るのですが

ある土曜日の下校時、自転車が多く、何故かまっすぐ行くのに
左側に居た人がいて、何故かこの人が 市毛十文字を
渡り切った所で 右折する様な気が最初からしていました。

『嫌だな、なんだかこの人 私が隣に居るのに 右に曲がりそうだ。
しょうがない、私も1回右に曲がってから 戻ってこようかな…』
そんな事を考えながら信号が青になると一斉に道路を渡り始めました。

予想通り そのおじさんが私の方に寄って来ました。
このままでは私は後続の車に接触してしまう!!
と 思った瞬間!斜め後ろを振り返ると 車が!
『わーーーーー (><)』 ぶつかるーーーと思って
目をつむった瞬間! 何かが車とぶつかった音がして
目を開くと さっきまで私の左側で 私にグイグイ近寄ってきてた
人が 空中を舞って そのまま 鈍い音を立てて 地面に落ちる瞬間でした。

ひえーーーー
なんだか その場を早く去りたくて 夢中で家路を急ぎました。
玄関を開けて、今あった報告をしようと
「ただいまー 今ねーーーー!!!」って言いかけると
家の中から「よかったねー」って聞こえたので
「え?なんで お母さん知ってるの?まだ 何も言ってないのに」
と 言ったら母が「あら、おかえり」と言って 「よかったねー」は
行って無かったらしく、市毛十文字だから 文子ちゃんが守ってくれたんじゃないの?
って話で 終わった。 でも 今でもあの時に声ははっきり覚えていて
今でも不思議。 文子ちゃんの声だったのかなぁ?
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