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新種恐竜の化石、米研究者ら分析 [管理人日記(雑記帳)]

「怖いもの知らず」は地上最大の動物? 
新種恐竜の化石、米研究者ら分析

2014.9.14 19:35

4日付の英科学誌に発表された体長約26メートル、体重約60トンの新種恐竜の化石について、米メディアを中心に「地上最大の動物だった」との見方が広がっている。骨の分析結果から約7700万年前に死んだ際にはまだ完全に成長しきっていなかったことが分かっており、米紙ワシントン・ポスト(電子版)は「新たに発見された恐竜は『地球上最大の動物』の称号を勝ち取るだろう」と報じている。(SANKEI EXPRESS)

まだ成長途中

 新種恐竜の化石は、アルゼンチンのパタゴニア南部で発見された。4本脚で長い首を持つ草食恐竜ティタノサウルスの仲間とみられ、発見した米ドレクセル大学の研究チームにより、20世紀初頭に英国で建造された巨大戦艦「ドレッドノート」にちなみ、“怖いもの知らず”を意味する「ドレッドノータス」と名付けられた。

 「ドレッドノータスはその巨大さゆえに他の動物に捕食される心配はなく、本質的に攻撃に鈍感だった。戦艦『ドレッドノート』がそうだったようにね」

 研究チームを率いるケネス・ラコバラ氏は英BBC放送(電子版)にこう語った。BBCによると、発見時の地層の状態からこの恐竜は未曽有の大洪水という不慮の事故で突然に命を落としたとみられている。

ドレッドノータスがまだ成長途中だったことは発見された骨の分析結果からも判明している。動物は年を取ると、骨と骨が結合するなどの変化が出るが、ドレッドノータスの骨にそうした兆候は見られなかった。この恐竜の仲間であるティタノサウルスは成長が早く、20~30年でフルサイズの大きさに成長する。

 ラコバラ氏はワシントン・ポストの取材に「体重65トンで死んだとき、ドレッドノータスはすごい早さで成長を続けている最中だった」と回答。欧米では、フルサイズの成体は体長40メートルを超えるとする報道もある。

骨の70%発見

 今回の発見が研究者を喜ばせている最大の理由は、この恐竜を構成する骨の約70%が見つかっていることだ。骨からその動物の正確な質量を推定するには、上腕骨と大(だい)腿(たい)骨がほぼ完全な形で見つかっている必要があるが、こうしたケースは実際にはまれ。

 BBCによると、アルゼンチンではドレッドノータスを上回る体重約100トンとされる草食恐竜の化石も見つかっているが、これは6つ程度の脊椎の骨と臀部と向こうずねの骨の一部しかなく、実は正確な質量を算出できないのが実情だ。

ロンドン自然史博物館のポール・バレット博士はBBCの取材に「骨格の構造を基に呼吸の仕方や血圧、何を食べていたかを解明できることが今回の発見の最大の意義だ」と強調。研究チームは骨の付き方を基にこの恐竜の実際の動きをコンピューター解析する研究を始めており、ラコバラ氏はワシントン・ポストに「子供たちがドレッドノータスの骨をダウンロードし、それで遊ぶことも近々可能になる」と語っている。

 ドレッドノータスは膨大な量の植物を食べることでその巨体を動かすのに必要なカロリーを得ていた。ラコバラ氏は米CNNテレビ(電子版)に「わずかな睡眠時間を除いて、起きている間はとりつかれたように植物を食べていたはずだ」と説明。ドレッドノータスを「過去に地上を歩いたことのある生物の中でおそらく最大」と報じたCNNは、今回の研究成果をこんなジョークで締めくくった。

 「『野菜を食べる子は大きく強くなる』というママの話が正しいことがドレッドノータスによって裏付けられた」


・・・・とか





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