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正しく読めるかな?「綻びる」 [記憶しておきたい事]



綻びる



[ほころびる]


ほころ・ぶ


縫い糸が切れて合わせ目が開く。
"袖付けがほころびる・びる"
つぼみなど,固くとじていたものが少し開く。
"梅がほころびる・びる"
固い表情が和らぐ。笑顔になる。
"口元がほころびる・びる"
衣服・几帳きちようなどの合わせ目の一部を縫い残す。
"一重の御衣もいたくほころびる・びてあらはに / 狭衣物語2"
感情・秘密などが,抑え切れなくて外に現れる。
"霞だに月と花とをへだてずばねぐらの鳥もほころびる・びなまし / 源氏物語梅枝"
「綻びる」は
もともとは「縫い目がほどける」という意味の言葉でしたが、
そこから意味内容が広がり
「硬く結ばれた (緊張していた)ものが緩む」
という意味でさまざまな場面で使われるようになりました。
なお、
「綻びる」は文語体では「綻ぶ」という
上ニ段活用の動詞でした。
また、
「大辞林」という辞書によれば、
「綻びる」には、次の五つの意味が説明されています:
1) 縫い目などがほどける。
2) 花の蕾 (つぼみ)が少し開く








タグ:綻びる
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