12月31日 今日は・・・ [管理人日記(雑記帳)]
12月31日 今日は・・・
「大晦日」
「晦日」はもともと「三十日(みそか)」と書き、「月の三十日目」を意味していましたが、これが転じて月末を指すようになりました。このことから、年内最後の晦日である12月31日を「大晦日」と呼びます。
「大晦日」は、一年の締めくくりの日として、新年に「年神様(正月様)」を迎えるための行事です。
年神様は神道に伝わる稲の神で、稲の実りをもたらす神です。大晦日の行事は平安時代頃から行われていましたが、仏教の広がりとともに除夜の鐘をつく習慣や、長かった一年が終わり、一年の締めくくりとして「年越しそば」を食べるなどの風習が生まれました。
年越しそばは江戸中期からの習慣で、金箔職人が飛び散った金箔を練ったそば粉の固まりに引付けて集めていたため、年越しそばを残すと翌年は金運に恵まれないといいます。
この日のそばは、来る年の金運がかかっているというわけです。
また、金は鉄のように錆びたりせず、永遠に不変の物であることから、長寿への願いも込められているのです。
日本では、正月とならんで重要視される日ですが、世界では大晦日を特別としない国が多く、特にキリスト教文化の欧米ではクリスマスに埋もれてしまい、新年へのカウントダウンを開始する程度のものです。
ただ、そんな中でもオーストリアは少し特殊で、大晦日のシルベステルと呼ばれる儀式では、無事に 1 年が終わったことを祝うパーティが一晩中開かれて、新年の鐘の音とともに花火が打ち上げられます。
ほかにも、小さな鉛の塊をろうそくの炎などにかざして溶かして、冷水に落としてできた鉛の形で新たな一年を占なったり、マジパンで作ったブタやチョコレートのコインなどの縁起物を交換しあいます
マジパンとは中世以来の伝統菓子で、アーモンドの粉と砂糖をあわせて固めたもので、アーモンドもブタも、古くからヨーロッパでは大切な食糧で、アーモンドを使ったお菓子は、他のヨーロッパの国々でも祝い菓子によく使われます。
おそらく大掃除やお正月の買い出しなど忙しい日ではあると思いますが、もうお正月の準備や飾り付けは万全でしょうか?
クリスマスが終わって何とな〜く飾り付けしているご家庭も多いと思いますが、門松やしめ飾り、鏡餅などの縁起物を飾るのは、12月28日までか12月30日が良いと言われています。なぜなら、29日は「苦待つ」と解釈され、31日の大晦日は「一日飾り」で神様をおろそかにしていると解釈されるためです。毎年慌ただしく準備をされる方は、これを頭の隅で覚えておいて良いお正月をお迎えしましょう♪
夜の12時までに帰らなければならないシンデレラのように、1年で一番夜の時間が気になる日であることから。
大祓は罪と穢れを祓い清める神事で、6月と12月の末日に行われます。
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