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犬・桃太郎 [管理人日記(雑記帳)]


もう何年も前の話になるが その頃近所では「車犬」と言われるほど
いつでも 行動を共にした犬が居た
家の犬長男 優斗だ(16歳で他界)

時々駅に家族を車で送った帰り 優斗と立ち寄る散歩場所があった

そこは 他の方も たくさん散歩に利用する細道だった

いつもだと 細道なので 誰か他の人とすれ違う時は 通り過ぎるまで
お互いどちらかが 道を譲ったりして なんだかんだ1時間位歩く道だった

ところがその日は 珍しく誰とも遭わず すんなりと車まで往復できた

散歩道は 用水路の橋を渡ったところに車を停車して歩くのだが



車まで戻り 用水路の橋を渡ろうとしたら 川上から溺れかけた犬が流れてきた

うちの勇斗も 中型犬の大だが この犬も同じくらい大きな犬だった

私は泳げないのだが、幸いこの犬は首輪をしていて、川の橋の側にはフェンスがあったので
フェンスに捕まって こっちへおいで!って手を伸ばしたら 最後の力を振り絞る勢いで
寄って来てくれたので 助けることができた

火事場の馬鹿力? 20キロくらいは軽くある濡れ犬を 片手で川から助けたのだ

あと数秒時間がずれていたら 橋の下に入っていたら 消えた命だった

助けるチャンスを与えられたことに 感謝

それから 川上の方で 犬を探している人は居ないか?
この犬を散歩してた人を知らないか?
動物病院にも行って この犬を知らないか? 聞いて回った

邪険に 「たくさん見ているので わかりません」で 終わりにされた動物病院もあったし
「それは大変でしょう」と (過労から血尿が出ていたので)無料で 注射などの治療をしてくれた病院もあったり・・・ なんか 色々な人間模様が垣間見られました

川上を歩いて 飼い主を探していたら
私の知人が「こんな大きな犬(家の犬と)2匹も見るの大変でしょ? 家で預かろうか?」と申し出てくれて
名前がないと呼べないから 何か名前を考えてほしいと言われ「桃太郎」と命名

それから 10年 天寿を全うするまで その家で大切に飼われました
その友だちのご主人は 犬を買うのが夢で 何度も子犬をもらってきては 子供がどうしても
犬を拒否して飼うことを断念していたらしいのですが、その子が 桃太郎だけは大丈夫で
逆に感謝され 私も感謝感謝






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